ミュージカル「誓いのコイン」初日直前記者会見

12月14日(金)東京第一ホテル松山にて、愛媛・ロシア オレンブルグ友好特別公演 ミュージカル「誓いのコイン」の初日直前記者会見が開催されました。

ご登壇いただきました中村時広愛媛県知事からの期待のお言葉、脚本の高橋知伽江先生、演出の栗城宏先生からの作品についてのお言葉、主演 サチ役の帆風成海、ニコライ役の四宮貴久の挨拶と意気込み、そして、坊っちゃん劇場代表取締役の越智のご挨拶をご紹介します。

 

 

 

愛媛県知事 中村時広 様

「当時、松山市では坂の上の雲の街づくりを進めていました。その街づくりの一環として、堀之内公園の整備をするということで調査をしていた時に、市の担当部局から1枚のコインが見つかって、磨いてみたらロシアのニコライ皇帝の肖像の金貨でした。そして更に磨くとカタカナで書かれた二人の名前が浮き彫りになり、一人は「コステンコミハエル」、もう一人は「タチバナチカラ」という報告でした。日露戦争時、松山に延べ6000人のロシア兵が来ていますが、堀之内には俘虜収容所があったところなので、きっとその俘虜収容所の付き合いの中で、芽生えた男同士の友情が刻まれてコインで出てきたのではないかと記者会見させていただきました。ところが、さらに2週間経ったときに大変なことが分かったと現場から話があがってきました。明治時代の新聞を調査していると、コステンコミハエルというロシアの将校が水彩画が得意で、松山のいたるところで水彩画を描いて松山の人にプレゼントしているという記述があったことが分かりました。そして、もう一人は「タチバナチカラ」ではなく、「タケバナカ」とい女性ということが、写真付きで捕虜収容所の看護師を解雇されたという新聞記事で分かり、その後は調査を辞めました。憶測ですが、日露戦争時なので二人の仲が許されず、恐らく惹かれあった二人が当時の上層部から引き裂かれ、最後の時の想いを記したコインではなかろうかという想像ということで訂正の記者会見をさせていただきました。

この話を高橋さんにして、見事な脚本を作り上げてくれました。自分が思っていた以上に素晴らしい舞台を作っていただいたのが当時の記憶です。観劇したロシア大使が、その後の架け橋になってくれたということも、この作品の完成度、魅力が皆さんにも伝わるのではないかと思います。今回、再演ということでどんな舞台が待っているのか心から楽しみにしています。」

 

 

 

 

 

脚本 高橋知伽江 先生

「今回、再演していただけること大変嬉しく思っております。ストーリーは、水の底に100年間眠り続けて見つかりましたコインから、私が想像を膨らませております。その背景の史実というのは、松山の方が世界中に誇れる話で、日本人として本当に誇らしいなと思える事実に基づいております。執筆する前、そして本日、ロシア人墓地にお参りして参りました。祖国に帰ることができなかったロシア兵の人たちを一人ひとり丁寧に葬って、しかも墓石は全部ロシアの方に向いて、100年以上経っても、ちりひとつ落ちていない、こんなに素晴らしい尊い心が今もあるということを日本人として感動して誇りに思いました。

この作品を書く前、当時、松山市長の中村知事が語り出したら止まらないくらい松山の素晴らしさを語ってくれまして、その中でも一番心に残っているのが、「松山の人はもし、困った人が自分の家の戸口に立ったら、決して追い返すことはしないんです。」という言葉で、ミュージカルの中で事情も言葉も分からない脱走したロシア捕虜を助けるおばあさんの話を入れました。

国と国は戦っても、一人の人と人が向き合った時に、そこには国境は無いんだということがこの作品のテーマになっています。それは、コインが100年経ってまた語りだすにあたるそれだけの価値のあるテーマだと思っています。再演にあたり、曲が増え、演出も手を加えています。前回見た方も、初めての方も見逃さないでほしいなと思います。」

 

 

 

 

演出 栗城宏 先生

「雪の秋田からやってきました。私もロシアに行ったメンバーの1人として、日本人の思いが国を超えて分かり合えるということにものすごく感動した経験をもっております。この作品が再演できることに、喜びと誇りを感じております。再演にあたり、一度ぶち壊して、もう一度組み立てようと思っております。壊さなくてもいいくらい完成度の高い作品という自信を持っていますが、メンバーも変わりますし、あれから8年経ちましたので、人が人を想って希望を持って生きるということが大切な世の中になっていると思います。そのことを堂々と伝えていける作品だと思いますので、新しい素晴らしいキャスト、スタッフと共に前回の作品の感動を超える作品に仕上げていきたいと思っておりますので、ぜひ期待をして尚且つ、ぜひたくさんの方に応援していただきたいと思っております。」

 

 

 

 

 

サチ役 帆風成海

「現在、公演中の「よろこびのうた」で1月から6月まで明子役を演じさせていただきました。半年経って愛媛県の坊っちゃん劇場に帰って来れたことそして相手役だった四宮さんとお芝居ができることとても嬉しく思います。今回の作品は、再演ということで、前回の作品に出ていた役者も新しい役者も一から作品を作り上げていくという思いで、毎日熱い稽古を重ねております。史実と、知伽江先生の素晴らしい脚本、栗城さんの繊細な演技指導で愛情持って創りあげております。1月1日から3月24日まで、みんなで一生懸命公演していきたいなと思っております。応援よろしくお願いいたします。」

 

 

 

ニコライ役 四宮貴久

「坊っちゃん劇場は5回目の出演で、「よろこびのうた」ではドイツ兵ミハエル役を務めさせていただきました。ドイツ兵からロシア兵と、坊っちゃん劇場の外国人選手の代表者と自負しております(笑) 

誓いのコインの初演に際にも、台本を読んで涙が止まりませんでした。稽古を進めていく中で、どんどん自分の感動が揺れ動いていいきました。初演から7年経ち、その中で自分が得たものを台本に寄り添って皆さんに感動を届けるのが自分の務めだと思っております。

この作品の完成度は、ロシアで好評を得たことに表れていますが、坊っちゃん劇場と同じくロシア公演の際にも、終演後ロビーでお客様に挨拶をさせていただきました。その際に、あるご夫婦から「私はブロードウェイもロンドンも観た。だけど、その二つより誓いのコインの方が面白かった。ブロードウェイに行くべきだ」というお声をいただきました。日本人としてのアイデンティティの大切さ、日本人だからできることがあるということ、そして国境を越えて海外の人に感動を届けれる作品に出会えたことで繋がった人たちがいます。一人一人の繋がりが一つの円になり、そして愛媛とロシアともっともっと大きな円になっていったらいいなと思っております。公演は3か月しかありません。ぜひぜひ沢山の方に観ていただきたたいです。」

 

 

 

坊っちゃん劇場 代表取締役 越智 陽一

「この公演は、今までの公演と違い、特別公演という形態にしております。今作品は、最も再演の声が高く、また、愛媛・ロシア オレンブルグ友好交流事業として、来年5月にオレンブルグで開催される国際演劇祭に招待いただいたこと、そして、日本のロシアの友好交流年ということもあり、特別公演が決定しました。

2011年の公演の初日には、中村知事の招請で当時のロシア大使がご観劇いただき大変感動していただきました。そして、露日青年訪日団が秋に来日するのでぜひ見せたいと仰っていただき、秋に来県した訪日団の団長のリュドミーラ・ドカシェンコさんもまた、大変感動していただき、彼女の働きかけによってロシア政府から招聘されました。日本の舞台芸術が、ロシア政府から正式に招請されるのは史上初とのことで、外務省や多くの方からご支援いただきロシア公演が実現いたしました。ロシアでは4公演行い、全ての公演で、スタンディングオベーションが起き、大きな反響をいただきました。その公演後、再演を、そしてまたロシアで公演していただきたいとお声をいただいておりましたが、今回の再演そして、映像ではありますがロシアに持って行きたいと思っております。」

 

 

 

 

 

 

 

愛媛・ロシア オレンブルグ友好特別公演

ミュージカル「誓いのコイン」

2019年1月1日〜3月24日(予定)

 

ご予約受付中!

 

 

 

 

 



calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode
アクセスマップ 過去の作品 お問い合せ モバイルサイト