坊っちゃん劇場第15作「〜おかやま桃太郎伝説〜鬼の鎮魂歌」制作発表記者会見

2020年2月7日、坊っちゃん劇場にて第15作「〜おかやま桃太郎伝説〜鬼の鎮魂歌」(2020年4月11日初日)の制作発表記者会見を行いました。

中村時広愛媛県知事、作品の舞台になる岡山市の大森雅夫市長、そして、坊っちゃん劇場3作目となる脚本の羽原大介さん、演出の錦織一清さん、音楽監督・曲の岸田敏志さん、坊っちゃん劇場代表取締役の越智が登壇いたしました。

 

 

 

坊っちゃん劇場 代表取締役 越智陽一

 

坊っちゃん劇場は、2006年に幕をあけて、丸14年、次は15作目の作品となります。

坊っちゃん劇場は、四国や瀬戸内をテーマに作品を制作して上演しておりますが、愛媛県の作品は数多く制作しており、香川県は「げんない」、高知は「龍馬!」、徳島は「よろこびのうた」、広島の「鶴姫伝説」ときて、岡山を。と考えておりました。数年前から東温市のキャラバン隊で行った際に、「桃太郎」をできないかと提案をいただいておりました。そして、昨年、岡山市、倉敷市、総社市、赤磐市が、「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま〜古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語」で日本遺産に認定され、4市は、この桃太郎伝説を国内外に、特に2020年のオリンピックイヤーは広めていたきたいと伺っており、ぜひ、我々も力添えできたらと今年、制作し上演することを決定いたしました。みなさんがよくご存知の桃太郎伝説ではない、新しい桃太郎伝説を子どもたちをはじめ地域の方に伝えていきたいと思っております。

 

 

脚本 羽原大介さん

 

私は、坊っちゃん劇場の作品は、「よろこびのうた」、現在上演中の「瀬戸内工進曲」、と3年連続で書かせていただきます。越智社長から、3年目もとお話しいただいた際に、「岡山の桃太郎」をと聞き、「今更、桃太郎の話ですか?」と最初は思ったのですが、その後、おかやま桃太郎伝説というお話を読ませていただくと、私たちは慣れ親しんだ桃太郎とはまた違うお話でした。鬼は、百済から吉備の国に流れ着いたのではないか。という設定になっていまして、鬼と桃太郎が争うだけではなく、人間同士の情なども交わしながら話が進んでいく、深くて強いお話でした。かつて、映画「パッチギ」、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で国際交流を描いた作品を手掛けましたが、今作も国境を越えた民族の違いを越えた絆や、友情、恋愛など様々な要素が詰まっている作品が書けたと思っております。中村知事、大森市長のご支援をいただき、信頼する錦織さん、岸田さんのご協力を得ながら素晴らしい作品になるのではないかと期待しております。

 

 

演出 錦織一清 さん

 

3年前、羽原さんがきっかけで坊っちゃん劇場からオファーをもらったのが最初でした。まさか、3年連続でやれるとは思っていませんでした。東京でも一緒に、気心知れた 羽原さん、岸田さんのお力をもらってさせてもらっています。羽原さんの脚本はパンチが効いていて、「パッチギ」など羽原さんの作品を拝見していますが、羽原さん作品のファンでもあるので、一緒にすることに、また喜びを感じております。僕は、ここの劇場で仕事をするようになって変わってきたのが、客席に座って観劇しているお客さんの顔を見るようになりました。東京とは、客層が違うなと思うのが、おじいちゃんがお孫さんの手を引いて観に来る、学校の授業で観劇に来る多くの子どもたちがいるところです。そして、子どもたちの文化水準が高いなと思いました。ここの劇場で、子どもたちが笑顔で帰る様子を見ますが、この作品は、恨みの連鎖をどこかで断ち切らないといけないという大人が見ないといけないようなテーマですが、その中でもコミカルに描きながら子どもたちに喜んでいただく作品にしたいと思います。僕はだらしない男なんで(笑)所帯は持っていなくて子どももいませんが、大人が子供を楽しませるというのは使命だと思います。タイトルは、ハードな感じですが、楽しみながら、子どもたちが作品を観て、少し大人になっていくそのきっかけになるような作品を作れたらなと思っております。

 

 

音楽監督・曲 岸田敏志 さん

 

僕は、岡山出身なので、桃太郎の話は小さい頃から聴いておりました。ただ、今回の内容は僕が聞いたものよりもっと深くて、そして重い内容になっているんだろうなと思いました。「鬼の鎮魂歌」というタイトルですが、僕は「鬼」に縁がありまして(笑)。「渡る世間は鬼ばかり」に長年、出させていただいていたり、今回もまた鬼だな思いながら音楽を作りました。音楽の作り方としては、ストーリーを追って難しいことを説明する音楽というのは、あまり好きではなくて、僕の目指すミュージカルは、ストーリーが進行していく中にあって、ごく自然にその答えを出してくれるということです。難しい歌詞にしたくない、初めてご覧になっても分かるようなそういう内容のものにしたいと思います。観終わった後に、歩いていると知らないうちに鼻歌で口ずさんでしまうような、そういった曲が一つでもあればいいな思います。そして、出演している役者さんたちが、本当にこの歌を歌って良かった、カラオケに行った時も歌いたいな、持ち歌にしたいなと思うような歌を提供したいなと思いながら作っています。

 

 

中村時広 愛媛県知事

 

15年前の立ち上げの時から、様々な作品を展開していただいた坊っちゃん劇場に、心から敬意を表したいと思います。当初は、愛媛県ゆかりの演目が多かったのですが、四国・瀬戸内を題材にしているということから、他県の偉人、伝説をモチーフにした作品も数多く上演されてきました。今作は、岡山ゆかりの作品、おかやま桃太郎伝説ということで、子どもさんにも敷居が低くて一歩踏み出しやすいテーマでありますし、鬼の鎮魂歌というタイトルは大人の方が食いついてくる、幅広い年齢層にお楽しみいただける作品として関係者が自信をもって作られているのではないかと思います。羽原さん、錦織さん、そして岸田さんは、3作品目ですが、本当に評判のいい作品が続いておりますので、今回も楽しみにしております。

あらすじを見ていて思ったのは、過去の恨みというのがひとつのエネルギーになって、槍を持ち戦うというところに入っていきますが、その一方で、国境や地域を越えた人と人の愛や友情の価値、その葛藤で登場人物は悩み苦しんでいく様が、この作品で描かれているのはないかと思います。日韓問題は、歴史上、非常に難しいテーマを我々に投げつけてきますが、過去にこだわる生き方、これも大事ですが、一方で、過去のこだわりを捨てていく生き様、というのにも価値があります。大人たちは、これを見てどういう取捨選択、また着地点を見出していけば争いがない社会が生まれるのか、過去の結果としての現在、未来の原因としての現在、2つの見方があるかと思いますが、恐らくそういった価値、考え方、生き様を、この作品で投げかけてくれるような、大人でも十分楽しめる作品へと結びついていると確信したところでございます。上演を楽しみにしています。

 

 

大森雅夫 岡山市長

 

私が、今日岡山からこの会見に来たのは、2つの理由がございます。一つは、今回のテーマが岡山桃太郎伝説をベースにした話であるということです。先ほど、お話があったように、この桃太郎伝説は、日本遺産になっていますが、この伝説は従来型の話とは少し違います。鬼がいる鬼ノ城は、白村江の戦の後、百済から逃げてきた人たちが、新羅が攻めてくることを恐れて作ったものだということであります。その前後、吉備が栄えた原因としては、鉄というものが寄与していると。以前は朝鮮半島から鉄が流れてきていたが、自らが鉄を作るようになった。そこを指導したのが、どうも百済から来ている人たちではないかということが言われています。したがって、鬼ノ城にいる人たちと、村人たちの間は決して敵対関係ではない、非常に仲良くしていたということが言われています。岡山では、8月に、顔に鬼のペインティングをしてみんなで踊る「うらじゃ祭り」というものあります。人と人との関係、こういったことを、坊っちゃん劇場でミュージカルとしてやっていただくということで来させていただいた一つ目の理由です。

2つ目が、昨年、ここで「瀬戸内工進曲」を見させていただきました。本当に感激いたしました。非常に身近な感じ、フレンドリーな感じを受けたところでございます。岡山に帰って、多くの人に坊っちゃん劇場を勧めさせていただいております。この素晴らしい劇場で、岡山の桃太郎伝説がベースになったミュージカルを上演していただくということが、来させていただいた2つ目の理由です。ぜひ、岡山でやっていただきたいなと。思っているところでございます。水面下では動いておりますので(笑)こちらも実現したいなと思っております。

 

 

 

 

 

 

「〜おかやま桃太郎伝説〜鬼の鎮魂歌」は、2020年4月11日〜 1年間上演予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第15作ミュージカル「〜おかやま桃太郎伝説〜 鬼の鎮魂歌」メインビジュアル、キャスト発表

2020年4月11日に初日を迎える、坊っちゃん劇場第15作ミュージカル「〜おかやま桃太郎伝説〜 鬼の鎮魂歌(レクイエム)」のメインビジュアルが完成しました。

 

 

 

墨絵と題字は、羽田空港国内線ボーディングブリッジ2020年東京オリンピックパラリンピック応援看板墨絵でも知られる、松山出身の墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんに手掛けていただきました。

 

 

 

そして、4月11日の初日から出演するキャスト13名も決定いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 


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